Wo Long(ウォーロン)は死にゲーですので、人を選ぶゲームです。
が、従来の死にゲーや同じくコーエーテクモゲームスから発売された仁王シリーズやSEKIROとは異なる部分もあります。
そこで今回は、Wo Longを実際に遊んで2周目もクリアして感じたことやレビューをしたいと思います。
レビュー者の情報
まずは、レビューをする者つまり私のゲーム技術、特に死にゲージャンルのゲーム遍歴についてご紹介します。
特にこのジャンルに関しては、誰がレビューするかによって参考になるかならないか大きく差が出てしまいます。
という事で、以下が私の死にゲープレイ状況となります。
ポ死にゲープレイ経験
- ダークソウル3:途中でリタイア
- ブラッドボーン:本編クリア
- 仁王:本編クリア、DLCは途中で挫折
- 仁王2:本編、DLC両方ともクリア(周回Hardもクリア)
- SEKIRO:途中でリタイア
この様に、死にゲーはタイトルによってはクリア出来ていますが、死にゲーの中でも屈指の難易度を誇るSEKIROに関しては途中でクリアできる未来が見えなくなり断念しています。
Wo Long(ウォーロン)はオススメできるか?
先に結論から言いますと、Wo Longはかなり広い層におすすめできるゲームタイトルだと言えます。
とは言え、死にゲーである事には変わりありませんので万人向けとまでは言えません。
しかし、ある程度アクションゲームができる方であれば、死にゲー自体に抵抗がある方でもクリアは可能な難易度とシステムとなっています。
実際私自身もWo Longを2周クリア、すなわちnormalとHardの両方ともクリアできていますし、その際に何日も詰まってしまうという事はありませんでした。
全ステージその日のうちにクリアする事ができましたので、確実にどこかで死んでしまうでしょうが、そこで何日も詰まってしまって最悪未クリアのまま売ってしまうという事にはなりにくい作品となっています。
Wo Long(ウォーロン)の良かった点
それではここからは、Wo Longを遊んでみて感じて良かった点などをご紹介していきたいと思います。
キャラクリが出来る
1つ目に良かった点は、仁王シリーズではお馴染みのキャラクリ仕様です。
頭装備をかぶる事で意味がなくなるかと思われるでしょうが、Wo Longでも頭装備をしても非表示にする事ができますので、自分好みのキャラを作成してそれを主人公としてプレイする事が可能となっています。
更に、ある程度ストーリーを進めると、ゲーム途中でもキャラクリを何度でもやり直す事ができますので、途中でキャラに飽きたり修正したいと思う場合でも初めからやり直す必要はありません。
パリィ(化勁)システム
2つ目に良かった点は、Wo Longで初めて搭載された化勁システムです。
この化勁は敵の攻撃に合わせてタイミングよく回避ボタンを押す事で発生する行動で、敵からの攻撃をダメージなしで受け流す事ができるだけではなく、成功する事で気勢ゲージという防御や仙術、気勢攻撃といった重要な行動に必要なゲージを回復させる事ができます。
もちろんタイミングを間違えれば攻撃を喰らってしまうリスクはありますが、タイミングさえ測る事ができれば「ずっと俺のターン」状態で殴り続ける事も可能となっています。
ボスから近い場所からやり直し出来る
3つ目の良かった点は、ボス戦で死んでもやり直し地点がボスからかなり近い場所からスタートできる点です。
この辺りは仁王シリーズやダクソ系で一番私が懸念していた点で、ボス戦で死んだので再挑戦したいがその道中が長すぎて到達する前に死んでソウルを全ロストという苦い経験がたくさんあります。
その点、Wo Longではボス戦の直前に中継ポイントがある事がほとんどですので、こういった事故に遭遇することはありませんでした。
1周目は割と簡単
4つ目に良かった点は、1周目に関してはかなり難易度が低い点です。
もちろん、攻撃の癖などは何周目でも同じなのですが、1周目に関しては圧倒的に被ダメージが少な区なっています。
装備や推奨レベルをしっかりキープできている場合は、2〜3発くらっても死ぬことは少ないですが、2周目に関してはその辺りの準備をしっかりとしていても2発で死んでしまったり、軽装備で挑んでいたら最悪ワンパンで死んでしまうこともあります。
なので、そういった状況と比較すると1周目はかなり余裕を持って挑む事ができる死にゲー初心者向けの難易度と言えるでしょう。
Wo Long(ウォーロン)の悪かった点
続いては、反対にWo Longのここが悪いと感じた点についてご紹介します。
カメラワーク
1つ目の悪い点は、カメラワークです。
仁王シリーズ遊んだ事がある方であればご存知かと思いますが、Wo Longも壁際に追い込まれると途端にカメラワークが悪くなります。
具体的にはいきなり視点のズレた一人称視点のような画面になり、キャラの位置と敵の攻撃のタイミングが全くわからなくなるのです。
更にいうと、複数の敵に囲まれるとそこから抜け出す事が困難でひたすら視界のない状態でタコ殴りされるという厳しい状況になってしまいます。
PC版の最適化
2つ目の悪い点はPC版の最適化です。
これに関してはPS5で遊んでいた私には関係のない話ですが、YouTube動画などで特にマルチプレイ中にとんでもないレベルのラグが発生し、まともに遊べない状況になっていました。
絶脈の割り込み
3つ目の悪い点は、絶脈という大技が結構な頻度で邪魔されてしまう点にあります。
Wo Longでは敵の気勢ゲージを全て削り切る事で、普段は使う事ができない絶脈という大ダメージ技を繰り出す事ができます。
しかし、この技は該当ボタンを入力してから発動までに若干の間があり、その時に他の敵から攻撃を喰らうとキャンセルされてしまう仕様となっています。
しかも2周目はこの絶脈のタイミングだけ、敵が異常に攻撃頻度を増やして絶脈失敗どころかそのまま殺されてしまうこともしばしばありました。
なので、絶脈のボタン入力に成功したら、その時点で無敵モードに移行して欲しかったと感じています。
江表の虎臣
4つ目の悪い点はサブクエストであれば「江表の虎臣」です。
このサブクエストは人型NPC3人とのバトルなのですが、雑魚敵ではなく強敵レベルの人間、しかもそれが同時に3体という状況ですので、まともに戦う事ができません。
実際Twitterなどでもこのサブクエに関してだけは、Wo Long全体の評価が下げかねないクソコンテンツだとかなり酷評となっています。
Wo Long: Fallen Dynasty クリア🎉
三國志をベースとしたダークな物語。
関羽や呂布、曹操などといった、良く知られた面々が登場し、オリジナルの熱い展開に興奮させられました。私のように、死にゲーが苦手な人にも敷居が低く、ただ江表の虎臣、とりわけ韓当は絶対に許さん。#ウォーロン pic.twitter.com/goZI20gsJ2— にゅうめん Ver1.2 (@fallbooo) March 19, 2023
幸い、運営も不満の声が多数上がっていることに気付いたのか、現在はアップデートでナーフされていますので、以前ほどストレスを感じることなく挑戦できる様になっています。
まとめ
以上が実際にWo Longを2周クリアまで遊んでみた感想やレビューとなります。
記事中でもご紹介の通り、Wo Longは多くの方におすすめできるゲームではありますが、あくまでも死にゲーに分類されるタイトルですので、死にゲーどころかアクションゲーム自体が苦手だという方にはおすすめできません。
しかし、逆にアクションゲーム自体は遊べるけど、今まで死にゲーには挑戦してこなかったという方に関しては、興味があれば挑戦する価値はあるゲームだと言えるでしょう。