スマホゲームに登場した3D近未来シューティングRPGというジャンルの「スノウブレイク:禁域降臨」。
リリース前はかなり期待値が高く評判も良かったが、実際にリリースされるとイマイチな評価に落ち着いてしまっています。
そこで今回は、このゲームを実際に遊んでみて面白さやガチャ、無課金でやっていけるのかについてレビューをしようと思います。
スノウブレイクはどんなゲーム?
スノウブレイクの日本版は2023年7月にリリースされた3DシューティングRPGのスマホゲームです。
ストーリー
ゲームストーリーの舞台は2057年の近未来、女性の姿をした巨大人型生物「タイタン」によって街が破壊され、雪のような汚染物質「キオーン」が舞ういわゆる終末系の世界観となっています。
プレイヤーはタイタンに立ち向かう覚醒者となり、エリアゼロと呼ばれる場所でミッションを遂行します。
実際にバトルに参加する事はありません。
対応可能なデバイス
冒頭でスノウブレイクはスマホゲームと紹介していますが、実はPC版も同時リリースされています。
もちろんiPadなどのタブレットにも対応していますので、通勤・通学時間はスマホでエイム力がなくてもできるデイリーを消化して、家にいる時にPCやタブレット+コントローラーでPS(プレイヤースキル)が必要なステージを攻略するという遊び方ができます。
TPSゲーム
すでにご存知かと思いますが、スノウブレイクはTPSゲームです。
そのため、前述でもご紹介の通り割とエイム力が要求されるゲームとなりますので、スマホだけでプレイするのはなかなかに難しいです。
もちろん操作設定などで各パラメーターを調整することができます。
慣れればある程度は上手く立ち回れる様になりますが、それでもPCやスマホ/タブレット+コントローラーと比較すると、どうしてもスマホだけでの操作はなかなか厳しいものがあります。
ボイスは基本なし
スノウブレイクは基本的にボイスはありません。
序盤でほんの少しボイスがついているステージもありましたが、それ以外は基本的にボイスはなく操作キャラのスキルや必殺技などのボイスが時折流れるのみとなっています。
無課金でも遊んでいける?
スマホゲームを始めるかどうか決める際に、無課金で遊んでいけるかどうかを重要視される方も一定数いらっしゃるでしょう。
この点についても、個人的な見解ではありますが実際に遊んでみた判明したことなども交え、ご紹介したいと思います。
ガチャシステム
スノウブレイクのガチャは恒常のキャラガチャと武器ガチャ、そしてピックアップのキャラガチャ武器ガチャの計4種から選ぶことができます。
そしてガチャシステムは原神やスターレイルを遊んでいる方であればお馴染みの低めの天井、そして低い排出率となっています。
具体的には最高レアは0.7%、キャラは80連天井で武器は60連が天井となっており、最高レアが排出される際にピックアップが出る確率は50%。
ただ、ピックアップが外れた場合は次の星5がピックアップ確定となります。
どこかで絶対にピックアップが入手できるという安全性はあります。
無課金でも継続可能
上記のスノウブレイクのガチャシステムも含めて、このゲームを無課金で遊べるかどうかというポイントですが、個人的には無課金でも継続して遊んでいけるゲームだと感じています。
その理由は初心者ガチャと精鋭入隊の存在にあります。
まず初心者ガチャについてですが、これはゲーム開始時に回せるガチャで最高レアのキャラが天井50連で入手できるガチャとなっています。
これに加えて、メインストーリーの5-12をクリアすることで精鋭入隊という星5キャラを選択して入手できる特典を受け取ることができます。
そのため初心者ガチャで1体、そして精鋭入隊で2体目の星5キャラを入手することができます。
私のアカウントでもこの2つで入手した2人の星5キャラだけでも、詰まることなくメインストーリーを進めることが出来ています。しかもガチャ石を温存した状態で問題なく進められていますので、しばらくは無課金でも遊んでいけます。
もちろん、数年後に無課金ではクリアが難しい様な難易度調整にされる可能性は0ではありませんが、現状ではイベントも含めて無課金でも普通に遊んでいけるスマホゲームだと言えるでしょう。
スノウブレイクのメリット
実際にスノウブレイクを遊んでみて感じたメリットをご紹介します。
今まで色んなスマホゲームを遊んできた身としては、スノウブレイクのメリットはなかなかに良い要素が詰まっています。
日課が数分で終えられる
実はスノウブレイクはリリース初期段階では一部のコンテンツを除いてスキップ機能がありませんでした。
そのためデイリーという日課をこなすにもそこそこの時間を要するゲームでしたが、初めてのアップデートの際にスキップ機能が実装され、デイリーだけの消化であれば5分もあれば終わらせることができるサブゲームとして扱えるゲームとなりました。
これは私の様に複数のスマホを同時進行している人にとってはかなり有難い仕様となっています。
ガチャ天井あり
そして、ガチャ天井もありがたい要素の一つです。
排出率だけを見るとスノウブレイクのガチャはむしろ低い部類ですが、ガチャ天井が設けられておりその回数も低め、加えてピックアップがすり抜けた場合は次回の最高レア排出の際にはピックアップが確定となりますので、頻度は少ないですがどこかのタイミングで必ずピックアップを入手することができます。
無課金でも遊べる
上記の通り、スノウブレイクは天井システムのおかげでどこかのタイミングで必ず星5キャラや武器を入手できます。すり抜ければ次の星5排出時にピックアップ確定ですので、どれだけ不運の人間だったとしても一生ピックアップを引けないという事はありません。
加えて、ゲームがTPSということもありPSがあればレア度の低いキャラや武器であってもクリアできる可能性は残されています。
もちろんレベル上げなどをしていなければノーダメで進められたとしても火力不足でタイムオーバーになる事はありますが、そこは課金とは関係ない育成要素をしっかりすればこれが問題になることはありません。
コントローラーで遊ぶと超快適
そして、スノウブレイクのスマホやタブレット版がコントローラーに対応していることが個人的には最大のメリットとなっています。
正直、私自身コントローラー非対応の場合はすでにアンインストールしているレベルですし^^;
ちなみに対応コントローラーはPS4やXboxの純正コントローラーが対応と記載されていますが、私はPS5のDualSenseコントローラーをワイヤレス接続させて使っています。
スノウブレイクのデメリット
続いてはメリットの反対であるデメリットの部分についてもご紹介しようと思います。
ガチャが楽しくない
メリットの部分でガチャの天井やすり抜け対策について挙げていましたが、だとしてもそもそもの排出率が0.7%というのはかなり厳しいです。
一応、厳密にいうと40連以降はガチャを回すごとに最高レアの確率が上がる仕様にはなっていますが、基本的には天井付近でしか最高レアを出てくることはありません。
そのため、他のゲームで味わえる様なガチャのワクワク感はなく、死んだ目でガチャを回している状態です^^;
しかも、スノウブレイクはガチャ石は割と集めやすいゲームではあるのですが、その状況になるにはメインストーリーをかなり進めてコンテンツを解放していく必要がありますので、始めたての頃は石も集めにくいこともあり、余計にガチャに希望を見出すことが出来ませんでした(汗)
ボイスなしはキツい
記事中でもご紹介の通り、スノウブレイクのメインストーリーはボイスがありません。
そのためストーリーパートも活字をひたすら読まなければいけません。
それだけならまだしも、普通に敵が出てくるステージも急に無線を通じて話を振られる場面がいくつかあるのですが、敵がいるので照準を合わせたり回避・移動をしなければいけない状況でボイスなしのテキストだけを流されても、まともに読むことが出来ません。
そういうこともあり、現在ストーリーは全く理解できておらず、とりあえずステージを進めるだけの脳死プレイヤーと化してしまいました。
ローカライズが低品質
ボイスなしに加えて、スノウブレイクはローカライズ(翻訳)がかなり低品質となっています。
実際私だけではなく他のユーザーもこの点についてはかなり多く言及されています。
ストーリーが頭に入ってこない要因の一つにもなってしまっている部分ですが、最初のアップデートに際に一部のローカライズ修正があったそうなので、この調子でテキスト周りの修正を続けて欲しいですね。
まとめ
以上が実際にスノウブレイクをレベル47まで遊んでみて感じた感想となります。
正直、このゲームは無課金でも全然遊んでいけるゲームではありますが、正直なところ私はメインストーリーがサッパリなのでTPSというゲーム性に飽きてしまったら、それ以外にこのゲームを引き止める魅力がなくなってしまうのでアンインストール候補に入ってしまっています。
そういったこともあり、ボイスなしのテキストのみで進行するメインストーリー、そしてローカライズの拙さに対してデメリットを感じない方にはスノウブレイクはオススメできるゲームです。
しかし、メインストーリーの内容とフルボイスじゃないと厳しいという方にはオススメしにくいゲームとなっています。